あなたのパンを私に下さい

貴方の神を捨てて
私にパンと血を下さい
血を私と流して下さい

世界を見つめれば
流れる血が見える

井枝尼 理出亜

天涯孤独の彼女は
児童養護施設に預けられた

形見は、ぼろぼろの聖書と資本論、そして預けられてはならない、あるものが

 理出亜は、現れるオフィスに、工場に、ネットに、予想もつかない場所に

 次々に現れる。本当の彼女はどこにいるのか。問いは広がり続ける

 そして、一人の理出亜は出会う吉松 光太郎に、彼の全てを求める。

それは世界の破壊の始まりかかそれとも再生か。

本当に見つめることを
私はあなたに問う

そんな小説、叙事詩を時々書きたいと思います。