心の骨

 心の骨のある人ない人

 心の骨が固まらないまま、一生終える人がいる。当たり前のように骨を持っている人がいる。

教会の刷新を唱える神父の著作の感想を書こうと思ったが、なぜか、思う。


 心の骨が砕け、正義で固め、優しくなろうとしたり、意思をもとうとしても、如何ともしがたい、それでも、正義があったからこそ、よろよろと、方向性をもって私は生きてこれた。

 
 
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  当たり前のように骨を持っている人がいる。優しくなれ、意思を持てる人がいる。溜息がでる、羨望の眼差しでその人を私は見た。

 がその人たちも鬼籍に次々と消えてゆく。その残酷な事実に、その神父はどうこたえるだろうか。