49日 祈りの声
49日 僧侶の声が響き渡る。
魂は極楽浄土に腰をかけたのだろうか。鎌倉に住んでいても禅の本を読んでいても
源氏物語を読んでいても仏教のことはやはりわからない。
浄土においても、修行は続くらしい。縁のある残されたものも故人も先はあり、終わりが
ある。
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翌日 ミサに出て、祈りをささげる。天国に旅立つまで、何回私は教会にいくのだろうか。
昨日の混乱があとをひきずる。
やはり違う宗教を学ぶのもいいが、自分の基本を忘れてはいけないと思う。
教会は神の生誕を待ち望む季節に入る。
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今日、時計のデザインした人たちが他国から集まる場にいあわせた。日本の伝統文化のデザインをしつらえ
た時計を多くの人が見つめる。
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同じ時計を見つめてそれぞれ流れる時間は、世界はひとにより異なるのだろうか。